目黒区出身 公認会計士 目黒の未来を考える

山村 まい -Official Web Site-

子どもを守る

令和6年度 学童保育クラブの利用案内が公表されました

2023年11月3日

こんにちは、山村まいです。

10月後半は37℃前後の微熱&咳&鼻水で寝込んでいました。

今年は風邪にやられることが多く、毎月のように風邪をひいてしまっています(涙)

それでも来年小学生になる息子の就学前検診や就学相談は辛うじて完遂できて一安心。

本記事では、令和6年度の学童保育クラブについて取り上げたいと思います。

学童保育クラブ利用案内

目黒区HPにおいて11月1日より利用案内が公表されました。

冊子が欲しいなら区役所窓口に行かなきゃいけないのかと思っていたのですが、保育園のお迎えのときに冊子を頂くことができました。

区役所で連携してくれているのですね!

ありがたいです^^

学童保育クラブ申請の締め切り

一次申請:令和5年12月8日(金)

一次申請の後にも 二次申請:令和6年1月31日(水)、三次申請:令和6年2月29日(木)がありますが、入所確率が高めるためには一次申請で申し込む必要があります。

学童保育の利用審査(利用基準指数)

保護者の状況(就労であれば勤務日数や時間、疾病であれば入院か通院か等)によって基準指数が異なります。フルタイム共働きならば基準指数は10ポイントとなります。

さらに小学1年生であれば+4ポイント、小学2年生であれば+2ポイント、小学3年生であれば+1ポイントの調整指数がつきます。

また障害がある児童については加点、65歳未満の就労していない祖父母の協力が得られる場合や、早退や欠席がある場合には減点されます。

基準指数と調整指数を合計したポイントが利用基準指数となります。

学童保育の利用審査(流れ)

一次申請

①第一希望の申請者が受入可能人数を下回っていた場合には、申請者全員の利用が承認されます。

②①以外であれば、利用基準指数を基に、1~3年生と障害のある児童について審査・決定、その後に4~6年生について審査・決定がなされます。

③②で第一希望の学童保育クラブに入れなかった場合は待機、あるいは第二希望の審査となります。

二・三次申請

利用基準指数を基に、1~6年生の審査・決定がなされます。

小学1年、2年生は一次申請でほぼ内定

利用基準調整においてポイント加点があり、一次申請では優先して審査されるといった理由から、小学1・2年生については一次申請でほぼ内定している状況のようです。

目黒区 学童保育クラブの入りやすさ

目黒区 学童保育の入りやすさは?でも記載していますが、認可保育園を利用している予想人数は学年あたり1340人ほど。

2学年は学童保育の受入上限人数でカバーできる計算です。

また実際のところも一次申請であれば1・2年生はほぼ学童保育クラブに入所できている状況のようです。

目黒区 学童保育クラブの数と受入上限人数

目黒区における学童保育クラブは48カ所、受入上限人数は2624人となる予定です。

保育クラブ一覧(名称は一部省略)↓ ★は令和6年度に新設する学童保育クラブ。

油面小学校、中目黒小学校、上目黒小学校については学童保育クラブの待機児童が多いため、祐天寺附属幼稚園の敷地内に学童保育を新設するそうです。

幼稚園は敷地が広いし、ちょうど幼稚園生のいない時間帯や長期休みの時間帯を有効活用できるので良いアイデアですね!

目黒区 学童保育クラブ待機児童数

令和5年5月31日文教・子ども委員会において「学童保育クラブ入所状況について」という資料名で待機児童数と空き人数について報告がされています(資料は出ていませんが、議事録は目黒区議会 会議録検索システム にて見ることができます)

その内容によると待機児童数は166人、一方で全体の空きは138人となっており、エリアによって学童保育クラブの入りやすさが異なる状況となっています。

単純に人数だけで見ると、東山・不動・碑・大岡山・八雲・東根(小学校区域)では待機児童が多かったようです。

その一方で、空きが出ているエリアもあります。

これからの方針

学校施設の活用

厚生労働省と文部科学省は「学童保育クラブの待機児童の解消のために、学校施設を活用してください!!」と平成26年より長らく自治体に伝えてきました。

令和5年8月31日にも「放課後児童クラブの待機児童の解消等に向けた学校施設の活用等について」と改めて通知があるように、自治体によってはなかなか学校施設の活用が進んでいないようです。

そのようななか、目黒区では尽力の結果、すでに多くの小学校において小学校内学童保育クラブが設置されています。

また保育の必要性の有無に関わらず、すべての子どもにとっての居場所として、「ランランひろば」事業も進めています。

(「ランランひろば」とは、登録しておけば、運営者の見守りのもと、放課後の学校にて校庭や教室で遊んだり学習できたりできる事業のこと)

需要ピークの見極め

出生数が減っているので、おそらく今現在と数年が学童保育の需要ピークと考えられます。

今後は学童保育を増設していくのではなく、ランランひろばを活用していくという方向になろうかと思います。

ベビーシッターの活用

また学童保育の待機児童解消を目的として、東京都の事業であるベビーシッター助成が令和5年10月1日より小学1~3年生も対象となっています。

保育の有無を問わずに利用できるもので、年間144時間まで、1時間2500円まで助成されます。

ちなみに23区のなかでもベビーシッター事業を対応しているのは15区しかありません(東京都福祉局HP一覧より)。

さらに小学1~3年生も対象とするためには学童クラブ待機児童対策計画を策定して東京都に認めてもらわないといけないのですが、目黒区はいち早く対応しており、令和5年10月1日より利用できる状況となっています。

https://www.city.meguro.tokyo.jp/hoiku/kosodatekyouiku/kosodate/babysitter_itiziazukari2023.html

※ベビーシッター助成金は東京都が出してくれるのですが、事務手続きは区が負担しなくてはならないため、導入していない区も多いようです。

※対象者を絞っておらず習いごと感覚でも使えたりもするようで、個人的には東京都の財源が少し心配です。またベビーシッター利用者が昔よりも増えた影響で予約がとりづらいという話も聞きます。

おわりに

目黒区における学童保育クラブの状況について紹介いたしました。

学童保育クラブをお探しの方は、お子さんにとって過ごしやすい場所が見つかりますように。

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